ボイトレに滑舌改善が欠かせない理由と効果・方法

「歌詞が聞き取れないと言われる・・・」
「早口の曲が歌えない・・・」
「リズムがカッコよくないと言われる・・・」

もしかしたらそれ、滑舌が悪いからかもしれません。

これらの悩みは”滑舌トレーニング”をすることで改善かもしれません。
リズムまでカッコ良くなるというのは意外に思われるかもしれませんね。

歌詞が聞き取れて、早口の曲も難なくカッコいいリズムで歌えたら、
完全に聴いている人を魅了できるでしょう。

本記事では、すぐに「滑舌が良くなった!」と実感出来るものをご紹介しますので、
是非一度チャレンジしてみて下さい!

では、行ってみましょう!

滑舌が悪い人の特徴

・話の途中で良く聞き返される
・子供っぽいしゃべり方と言われたり、自分で感じたりする
・自分が伝えたい歌のイメージや、与えたい人物像と違う印象を持たれる
・英語やラップなどは全くと行って良い程歌えない

この辺が当てはまる方は、滑舌改善必須です!
以下を読み進めてみましょう!

滑舌が悪くなってしまう理由は?

滑舌が悪くなる原因としては、「舌」や「唇」の筋力が弱い可能性があります。
例えば、「タ行」が苦手な人は「舌」の筋力が、
「バ行」が苦手な人は「唇」の筋力が弱いということになります。

つまり、自分が弱い部分をしっかり把握しながら
舌や唇のトレーニングをすることが有効ということです。

今回は中でも用途が多く、同時に苦手な人も多い
「舌」にフォーカスしてお伝えしようと思います。

ちなみに、「唇」のトレーニングについては
別の記事で紹介しているリップロールがオススメです。

→なぜリップロールが効果的なのか?理由とコツをご紹介

滑舌テスト(現状分析)

そもそも自分は滑舌が良いのか、悪いのか分からない方もいらっしゃると思います。
特に滑舌が悪い人が共通して苦手としやすいものを厳選してみました。
是非チャレンジしてみて下さい!

【テスト】
1.東京特許許可局局長×3
2.隣の客はよく柿食う客だ×3
3.低所得者層×3
4.新春シャンソンショー×3
5.この竹垣に竹立てかけたのは、竹立てたかったから、竹立てかけたのです×3
6.肩たたき×10
7.炙りカルビ×10
8.とろろ芋をとる苦労よりとろろ芋からトロットするとろろ汁を取る苦労×3

さあ、噛まずに言えましたでしょうか?笑
次の解説に進むために、言えなかったものを把握しておいてくださいね!

改善のコツと魔法のトレーニング方法

・改善のコツ

テスト12が苦手だった方は「カ行」に弱いです。
舌の奥を軟口蓋(舌を天井で奥の方に舐めていくと柔らかい部分)に
強く押し付けて弾く様に発音してみましょう。

テスト34が苦手だった人は「サ行」に弱いです。
「th」の発音になってしまっていると、いわゆる「舌足らず」と言われてしまいます。
これを改善する為に、「s」の時に上下の歯が離れていないか確認してみましょう。

テスト56が苦手だった人は「タ行」に弱いです。
「た・て・と」と「ち・つ」では発音方法が違います。
「た・て・と」は、舌の先端を上歯に押し付けてから弾き、
「ち・つ」は、下の腹(中央部分)を天井(硬口蓋)に押し付けてから
弾く練習をしてみましょう。

テスト78が苦手だった人は「ラ行」に弱いです。
舌の裏側を天井(硬口蓋)に押し付けてから、前方に滑らせるようにして
発音する練習を出来るだけ高速で、繰り返し練習してみましょう。

滑舌改善には割り箸を使おう!

滑舌を改善するのに最強のトレーニングがあります。
しかも、このトレーニング、特定の滑舌というよりは、
「舌の運動全般」に効くので、これだけで殆どの問題が解決してしまいます!

使うのはなんと・・・「割り箸」です!

・具体的なトレーニング方法

1.割ってない「割り箸」を2膳用意し、太いほうを縦にして、両方の奥歯で噛みます。
2.「割り箸」を噛んだ状態のまま、舌を動かして苦手な早口言葉を発音する。
最初はゆっくりからスタート(割り箸は手で持って固定)。

なんとこれだけです!騙されたと思ってまずは毎日3分間取り組んでみて下さい。

まとめ

ボイトレに於ける滑舌練習は、発声や音程の練習などに比べると優先度を低くされがちです。
しかし、「歌詞が聞き取りやすくなる」、「リズムがカッコよくなる」といった、
良い歌を歌うに当たって最も重要な要素のトレーニングです。

みんながやっていないトレーニングを積極的に導入することで、
”自分だけの強み”を磨き、周りを驚かせられるかもしれません!
ぜひ取り組んでみて下さいね!


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