良いビブラートを出すコツ|おすすめの歌手・練習曲も紹介

ビブラートはステータスです。

「ビブラートができる」ってだけで
歌がうまい印象を抱く人も多いほどです。

カラオケでカッコよくビブラートを決められたら
友だちや気になる人から尊敬の眼差しをもらえるかもしれません。

・・・そういえば、

どうして私たちはビブラートを聴くと
「上手だ!」と
感じるんでしょうか?

なぜ声が揺れると感動するんでしょう?

実はビブラートには、人間が本能的に
「上手い!」と感じる秘密が隠れているんです!

そこでこの記事では、ビブラートに魅力を感じる理由と
良いビブラートを出せるようになるコツを紹介します。

でも、ビブラート習得の道は決して簡単ではありません!

1日2日で誰もがすぐにマスターできるなら
この世にはもっと多くのスター歌手が
生まれているはずです。

その分、多くのボイトレチャレンジャーが
苦戦しているところでもあります。
ライバルをごぼう抜きして完璧にマスターできれば
あなたにとって非常に大きな財産になります!

この記事でビブラート習得のコツと
参考にしたい歌手や練習曲をチェックして
しっかり練習していってくださいね!

 

どうしてビブラートは魅力的なのか?

ホントはビブラートが無くても歌は成立します。
ビブラートをあえてかけずに真っすぐ伸ばした方が
魅力的に聴こえる曲も中にはあります。

では、どうして多くの人がビブラートに憧れて、
これほどまでに魅力を感じるのでしょうか?

実は、人間は直感的に「一定間隔の揺れ」に
心地よさを感じるようにできているそうです。

私たちが生まれる前は母の鼓動を聞いて、
生まれた後も寝かしつけてもらうときに
トントンと体を叩いてもらっていました。

ドラムのズンチャズンチャという音で
思わず踊りたくなったこともありますよね?

こうした私たちが本能的に心地よいと感じる
一定間隔の揺れを再現できるのが
ビブラートなんです。

あなたの声で心地よい揺れを演出することで
聴く人の本能に訴えかける歌を歌えるようになるんです!

改めて知っておきたいビブラートの効果

この記事を読んでいる方ならすでにご存知だと思いますが
改めてビブラートをかけると得られる効果を
解説しておきたいと思います。

1.歌に「動き」が生まれ、聴く人を飽きさせなくなる!

真っすぐ歌うとストレスは少ないですが
無難なところに収まってしまい
聴く人を飽きさせてしまう恐れがあります。

ビブラートを使うことで歌にメリハリが出るので
最後まで飽きずに聴いていられるようになります。

2.ロングトーンで見せ場を増やせる!

ビブラート最大の出番がロングトーンです。
ロングトーンで確実に出せるようになれば
その分あなたの見せ場を増やせます。

カラオケ採点ではもちろん加点されますから、
点数アップのためにも欠かせません!

3.脱力できていることを確認できる!

これは意外かもしれません。
ビブラートがうまくできているということは、
身体に余計な力が入っていないということ。

脱力できていれば高音などでも
喉の負担を軽減できるので
正しい発声ができているサインでもあるんです。

 

これ以外にも、ビブラートは歌にとって
たくさんの効果をもたらしてくれます。

ただし、やりすぎに注意!

毎度のようにビブラートをかければ
「しつこい!」とウザがられるかもしれませんし、
そもそも曲に合わなければ逆効果になります。

ビブラートを使用するアーティストたちが
どこでどのくらい使っているのかチェックして
ちょうどよいバランスを研究してみましょう。

ビブラートを習得するためのファーストステップ

いきなりビブラートを自然に出すのは難しいので、
まずは強制的に声を揺らしてみて
ビブラートの感覚(間隔?)をつかんでいきましょう。

・マスターしたいビブラートは2種類

ここで紹介するビブラートは
声の出し方でわけた2種類です。

本当はもう少しあるのですが
この2つを頑張れば応用できるので
ぜひ集中的に取り組んでほしいです。

★横隔膜のビブラート練習

①両腕をまっすぐ前に伸ばす
②ボタンを押すようにして腕を上下に振る(揺らす)
③腕を揺らしたまま声を出す
④腕を揺らしている時の「ミゾオチ辺り」の動きを確認する
⑤腕を止めて、「ミゾオチ辺り」の動きだけをキープする

まずは腕を使って無理やり声を揺らして、
そこから少しずつ腕なしでもできるようにしていきます。

「⑤」の時に声を揺らすことが出来ていれば
ビブラートが出来ている証拠です。

この時のビブラートは「横隔膜」という、
ミゾオチのあたりに付いている呼吸筋を揺らすことでかけています。
横隔膜ビブラートは最も王道な方法であり、
人間にとって心地よい揺れを作りやすいのでかなりおススメです!

★喉のビブラート練習

①大人が話を聴くときの相槌みたいに、顔が動かない様に「ええ」と言う
②間が途切れない様に「ええええええええええええええ」と繰り返す
③同じ感覚で「あ」「い」「う」「お」でやってみる

この時のビブラートは「喉」でかけています。

 

どちらが良い悪いではなく
曲の場面によって使い分けられると良いです。

ちなみに、人間がもっとも心地よく感じるビブラートは
「1秒間に6回」だそうです!(速い!頑張りましょう!)

この他に、「顎ビブラート」や「音程ビブラート」などもありますが、
基本的にかなり作為的な(わざとらしい)ビブラートになってしまいます。

今回紹介した2つのビブラートが
カッコよく聴こえるビブラートなので
頑張ってマスターしてください!

ビブラートがうまくできない時は?

上で紹介したものだけでは
なかなか難しい方も多いと思います。

うまくできない場合は
以下の方法を試してみると
出せるようになるかもしれません。

コツ1:裏声でやってみる

実はビブラートは地声よりも
圧倒的に裏声の方がやりやすいんです!

なので、まずは裏声でビブラートをしてみると、
きっかけを掴みやすいと思います。

コツ2:まずは「う」と「お」の音で練習する

ビブラートがかけやすい音が存在します。
母音だと「う」や「お」が比較的簡単。

最初「う」と「お」でコツをつかんでいき、
少しずつ他の音でもできるように
応用していくと効果的です。

コツ3:声量でアプローチ

「声を揺らそう!」という意識ではなく、
「声量を大きくしたり、小さくしたりする」
という意識でやってみましょう。

たとえば「う」の音を文字で表すと、
「うぅうぅうぅうぅうぅ」と言った具合です。
声が途切れることなくやってみましょう!

【タイプ別】参考にしたい歌手

 

・横隔膜ビブラート

「横隔膜ビブラート」の名手といえば玉置浩二さんです!

【メロディー/玉置浩二】 →動画リンク

Aメロからかなり使っていて、
サビのロングトーンで後半だけかかるビブラートは圧巻です!

・喉ビブラート

「喉ビブラート」が良く分かって、
しかも魅力的な歌手としては、倖田來未さんがオススメです!

【Rain/倖田來未】 →動画リンク

この動画のように、少し細かいビブラートでも
しっかりバラード映えしていて、かっこいいですよね!

まとめ

今やほとんどのプロアーティストたちが
当たり前のようにビブラートを使っています。
現代曲では欠かせないテクニックです。

ビブラートの動きは細かく、
最初は揺れなかったり、早く出来なかったり、
一定に揺らせなかったりなど色々な難しさはあります。

でも、並外れたアーティストだって
最初から出せたわけではなく
しっかり練習を重ねたことでクオリティを上げて
魅力的な歌に仕上げているんです。

毎日1分だけでも練習を続けていけば
次第に出来るようになっていきます!

ぜひ、チャレンジしてみてくださいね!


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